法務部設立の意味とは?

【新規事業に「法務部」が必要となる時代】

新規事業や成長事業に取り組むスタートアップ事業に、いま「法務部」が必要な時代がやって来ています!

従来、法務部は大企業が抱える専門的で複雑な問題に対応する部署として存在してきました。

しかし、現在のスタートアップ事業に求められるのは、的確な“法務の視点”でスピード感のある経営判断を支える「加速装置」としての法務部が求められています。

五大法律事務所は大企業向けに特化しており、一方で町の法律事務所はスタートアップの現場の知見や対応経験に乏しいのが実情です。

それを解消する方法は?

スタートアップ事業者自身が自らの手で事業に合った「法務部」を構えるのが最も現実的な選択になります!

【これまでの「法務部」の役割について】

●「法務部」とは一体何か?
従来の法務部の役割とその効果はどの様なものであったかを紐解いて行きます。

かつて「法務部」とは、トラブルや法的リスクから会社を守る“守備の要”として機能して来ました。
従来の法務部が果たしてきた主な役割は、次の通りです。

  • 🔹 紛争・訴訟対応
    万が一のトラブル発生時に、迅速に対応・処理するクッション的存在。
  • 🔹 契約法務
    契約書の作成・審査・チェックで、事前にリスクを可視化し防止。
  • 🔹 コンプライアンス
    法令遵守の仕組みを整備し、社内に根づかせることで不正を抑制。
  • 🔹 機関法務
    株主総会や取締役会の適正な運営をサポートし、ガバナンス強化を実現。

これらの効果として

  • 「法的リスクの低減と、紛争の未然防止」
  • 「経営の安定と、社会的信用の維持」

契約書のチェックにより、未来の火種を消し、
ガバナンス体制によって、外部からの信頼を勝ち取る。
これらが従来の法務部が一般的に果たして来た役割だったと言えます。

しかし、近年の社会情勢の変化により法務部に求められている役割も変化して来ています。
これからのスタートアップ事業に必要とされる「法務部」とは一体どの様な形のものか?


【これからの「法務部」の役割と形について】


これからの「法務部」の形とは?

ビジネスが急速に多様化し、かつてのような成長スピードや事業展開の形が通用しなくなった今、
スタートアップには、自社に合った法務リスクを見極め、必要な法務を的確に“選び取る”力が求められています。

全てを備えておく法務」から「必要な法務を見極め、活用する法務へ——それがこれからの法務の形です。


その為には、大企業型の重厚な組織ではなく、変化に俊敏に対応できるスマートな法務部の構築がポイントになります。従来の「リスク回避型」の役割から、「攻めの法務」「戦略型法務」への転換が必要です。

経営判断の支援、事業戦略への法的助言、組織全体のガバナンス体制の強化など、
経営と一体となって動く“加速装置”としての役割が、これからの法務に必要とされて来ます。

具体的には、以下のような変化に対応する必要があります:


  • 🔹 ビジネスの複雑化・グローバル化
    M&Aや革新的ビジネスモデルによる法的リスクの多様化・高度化への対応。
  • 🔹 コンプライアンス・ガバナンス強化への社会的要請
    不祥事の予防や企業活動の透明性確保への強い社会的圧力。
  • 🔹 テクノロジーの進展(DX・AIなど)
    新技術によって発生する法的論点への先回りした対応。
  • 🔹 ESG(環境・社会・ガバナンス)への対応
    人権・気候変動など、従来の法務の範疇を超えた課題への準備。

これらの課題に速やかに対応できる「法務部」の設立が必要となります。
そのためには、大企業型とは異なる、スマートで変化に俊敏に対応できる法務部の組織づくりがポイントになります。
これからの法務部は、「リスク回避」型がメインではなく、「攻めの法務」「戦略型法務」としての役割も期待されます。

「経営判断の支援」や「企業経営の羅針盤」として、的確な法的知識と判断材料となる情報を提供することで、各課題への迅速な実行を後押しするサポート役となります。


つまり、戦略的かつ能動的な役割の重要性が拡張してきていると言えます。
これは、現代の「法務部」が経営のスピードを加速させる「加速装置」として機能し、従来の法務部とは一線を画す「超実践的で現代的」な役割を果たす部署へと変身している事を示しています。

この「実践的」で迅速な判断をして行く事でスタートアップ事業を加速させて行く機能を持つ「法務部」のメリットを以下に挙げておきます。


【現代にフィットする「法務部」のメリット】


  1. スピーディーな判断が企業の成長に合ったサポートにマッチする。
    事業の成長に合わせた迅速な対応は、大企業の法務部とは異なる速度で遂行する必要があり、
    複雑な案件の処理よりタイミングを逸しないため、また法的判断により利益を最大化する基準を蓄積するためなどがある。
  2. 投資契約などに強くなる。
    投資を受ける場合の条件について、不利な形の契約を防ぎ、交渉力を持つことで事業に関するリスクを減らすことができる。
  3. 内部統制・ガバナンスが整う。
    企業内で法知識への認知が高まることで、法務部だけが法律を知る特別な部署ではなくなり、
    各部署の課題を日頃から把握し、的確に専門分野へ振り分けることで、
    組織全体としての一体感とガバナンス強化を実現する役割を担う。

現代の事業にマッチした法務部とは?

成長速度が著しいスタートアップ事業に必要な「法務部」では、可能な限り肥大化せず、
スマートで迅速に動ける法務組織であることが求められます。

大手企業の法務部では、「契約書」のチェック業務に有能な人材が多くの時間を割くことも少なくありません。
スタートアップでも「契約書」の作成やチェックは重要ですが、
それ以前に、事業そのものを守るための戦略的な意思決定——これが重要です!

例えば投資を受ける際の株式比率の検討、人材の採用や組織効率の向上といった部分において、
法律の基礎情報を整理し、事業全体で共有しておくことが非常に重要です。

以上のような、これからの「法務部」に必要な実践的知識と体制は、
専門的な用語や制度を理解することだけでなく、
事業者自身が“今すぐ必要な法律知識”を整理し、把握することに力点が置かれます。
それを支援するため、スタートアップ企業に向けて「法務部」設立のご案内をしております。